カウンセリングで重要なこと

過剰なストレスを抱えている場合、誰かに悩みを相談することで気持ちが救われることがあります。病院でも心理カウンセリングの効果に注目が集まり、入院や手術を行う患者には特に、看護師が悩みや不安がないかをカウンセリングして、気持ちを軽くしようと努めることが少なくありません。しっかりと患者の話を聞いて、悩みや不安に向き合わなければ、身体だけでなく精神状態も病んでしまうからです。

そこで、今日はカウンセリングについて考えてみたいと思います。カウンセリングは限られた時間内で、悩みを抱える人の心の内を聞き出し、それを解決するための方法を一緒に考えたり、アドバイスをすることを指しますが、ここで大切なのは信頼関係です。カウンセラーとカウンセリングを受ける方との間に信頼関係がなければ、正しい情報をヒアリングしたり、気持ちを素直に伝えることができずに、適切な解決策が得られなくなります。

それでは一体、どうやったら信頼関係を築きやすくなるのでしょうか?私は、カウンセラーは無理に相手の情報を聞き出すのではなく、なるべく自発的に語ってもらうようにすることだと思います。無理強いをすると、気持ちが弱っているときには高圧的に感じられて、相手は口を閉ざしてしまうことがあります。そのため、相手の気持ちを汲み取って、質問したり、助言をすることが大切です。

また、カウンセリングを受ける側は、自分に合ったカウンセラーを選ぶことがポイントです。カウンセリングを受けたものの、もしも自分に合わないと感じたら、カウンセラーをチェンジすることも考えましょう。なぜなら、カウンセラーと相性が合わない場合は、せっかくのアドバイスも真摯に受け止められなくなる可能性があるからです。これは医療の現場に限ったことではなく、プライベートな場合においての相談でも同様です。一人で抱えきれない悩みを抱えた場合は、信頼できるカウンセラーにカウンリングを受けるようにしましょう。